教員紹介

寺本 直純(教授)

キーワード:高分子化学、機能性材料化学、生体材料


天然由来の素材を用いた環境や生体に優しい材料の創製

糖やペプチド、DNAなどの天然由来の素材を利用して、高分子材料をつくっています。中でも、糖類のトレハロースは、興味深い性質を有しており、これを成分の一つに含む高分子に注目しています。この他、未利用資源から得られるペプチドやDNAを利用して新たな材料をつくり出す研究も行っています。これらの材料は、細胞を育てたり、薬剤のカプセルとして利用したりするための、生体に優しい材料として、応用が期待されます。


研究の流れと概要

2000年より千葉工業大学にてスタートした当時の研究は、多糖類の修飾による熱可塑性高分子の合成でした。多糖類としてはプルランとデンプンを主として利用しました。その後間もなく、生分解性プラスチックならびにバイオマスプラスチックの補強について、研究を開始しました。徐々にテーマを拡張し、トレハロースを利用した高分子の合成、生物由来のタンパク質(ペプチド)やDNAを利用した材料の創製、ゲルの高性能化の検討などを続けながら、現在に至っています。


研究テーマ



研究室HP

http://cit-appchem.com/polym-group/index.html